これまで、犬は品種によってそれぞれに行動に特徴があると考えられてきましたが、新たな研究により、品種による行動の違いはあまりないことが示されています。
マサチューセッツ工科大学ユーマス・チャン医学校のキャスリーン・モリル博士やエリノア・カールソン博士らは、まず、表現型と遺伝データを収集するための
オープンデータリソースとして、犬の飼い主なら誰でも自分が飼っている犬のデータを登録できる「Darwin's Ark」を開発。
登録データとローパスシーケンシングを組み合わせた包括的アプローチにより、複雑な形質を調査するのに必要な大規模なサンプルを得ました。
サンプルは合計で1万8385頭分あり、49%が純血種でした。
研究チームがこのうち2155頭の遺伝データを分析したところ、行動のばらつきのうち、品種により説明がつけられるものは約9%でした。
Source: GIGAZINE(ギガジン) 最新情報