大切な人の死や大きな挫折など、押しつぶされそうなほどつらい思いをした人の中には、自殺が頭をよぎったことがある人もいるはず。
しかし、生き物にとって避けるべき死のリスクとなる「自殺や自傷行為」についての思考には、むしろ逆境を生き抜くためのメカニズムが隠されている
可能性があることが、新たな研究により判明しました。
これにより、自殺や自傷行為を予防する取り組みが進展すると期待されています。
日本の中高生の1割に自傷経験があると報じられているほか、
「自殺者の4割近くに過去の自殺未遂歴がある」と(PDFファイル)報告されているなど、
自殺や自傷は深刻な社会問題です。若者の死因の上位が自殺なのは日本以外の先進国も同様ですが、
そもそもなぜ人が自分を傷つけたり自殺を思い立ったりするのかについての
包括的な背景に関する研究は、これまであまり顧みられてきませんでした。
Source: GIGAZINE(ギガジン) 最新情報