30代後半から70代前半までの約50万人が参加した追跡型の健康診断の結果から、中高年が良好なメンタルヘルスや幸福度、認知能力を保つ上で最適となる睡眠時間が割り出されました。
中国・復旦大学のYuzhu Li氏とイギリス・ケンブリッジ大学のBarbara Sahakian氏が行った調査は、イギリスの中高年の健康状態を長期的に
追跡するUKバイオバンクに登録されている38~73歳のボランティア49万8277人のデータを分析するというもの。
これらのボランティア約50万人のうち、約4万8500人は脳機能イメージングによる画像を撮影し、約15万7000人はメンタルヘルスに関するアンケート調査に答えており、
Li氏らはこれらのデータも含めて包括的な分析を行いました。
各グラフはFluid intelligence(推論パズル)やNumeric memory(短期記憶テスト)など認知機能測定テストのスコア(縦軸)と睡眠時間(横軸)の関係を示したものとなっています。
獲得した得点を競うタイプのテストとクリアタイムを競うテストの2種があるため、種目ごとに放物線の上下が異なりますが、いずれも「約7時間」という睡眠時間でベストの結果が得られています。
その分析結果をグラフ化してまとめた画像が以下。
Source: GIGAZINE(ギガジン) 最新情報