USB3.0が発表されてから10年以上が経過し、2019年には最大転送速度40GbpsのUSB4が発表されました。
しかし、2022年になってもUSB2.0ポートを搭載したUSBハブが数多く登場し続けています。「なぜ古い規格のポートが2022年になっても多くのUSBハブに搭載されているのか」という疑問について、ソフトウェアエンジニアのDan氏が解説しています。
USB規格では同じポート形状ならば古い規格の端末も接続することができるため、USBハブには最新の規格に対応したポートのみを用意すればいいように思えますが、企業から発売されるUSBハブには、2022年になってもUSB2.0のポートが搭載されることが多くあります。例えば、2021年にAmazon.co.jpに登場した以下のUSBハブには、USB3.0ポートが1個とUSB2.0ポートが1個搭載されています。
USB2.0はデータ転送速度が遅いため外付けストレージの接続には向きませんが、キーボードやマウスといった大容量のデータ転送を伴わない機器ならばUSB2.0と接続しても問題なく使用可能です。
このため、「データ転送速度が求められない製品の場合、実装コストの低さからUSB2.0が採用される」といった説明が成り立ちます。
Source: GIGAZINE(ギガジン) 最新情報