中国では世界的にユーザー数の多いTwitterやFacebookといった主要なSNSが政府当局により規制されているため、WeChat(微信)やWeibo(微博)といった独自のSNSが発展を遂げています。
そのようなSNSの陰に隠れながらも息長く存在し続けているSNS「Douban(豆瓣)」について、海外メディアのRest of Worldが解説しています。
Doubanの歴史は古く、かのTwitterよりも1年早い2005年にサービスを開始しています。
もともと本や音楽、映画などのレビューサイトとしてスタートしたDoubanですが、掲示板のようなシステムが人を集め、すぐに何百万人ものユーザーを抱えるSNSへと成長を遂げました。
2013年時点でユーザー数が2億人に到達するなど国内でもトップクラスのSNSへと成長しましたが、一方で政府の圧力を受けた運営の手による「検閲」が度々問題視されています。
2009年、Doubanはフランスの文化運動「ルネサンス」について話すコミュニティを「ポルノ要素が含まれている」という理由で削除しました。
一部のユーザーはこの措置に抗議して「有名な絵画や銅像に服を着せる」という運動を起こしましたが、後にこの運動に関する投稿も運営により削除されます。
Source: GIGAZINE(ギガジン) 最新情報