大勢の集団で仕事をする時、同じ仕事をするメンバーの中に仕事をサボる者が現れることがよくあります。
紀元前1250年にエジプトでピラミッドを建設する時も仕事をサボる労働者がいたことを、当時のピラミッド建設チームの石板が記しています。
石板は高さ38.5cm×幅33cmで、エジプト第19王朝のラムセス2世統治40年目のものであり、ピラミッド建設労働者の村であるデール・エル・メディナの遺跡から1823年に発掘されました。
石板にはラムセス2世の墓の建設に携わった労働者40人の名簿がエジプト象形文字で書かれています。
名前の横に黒字で出勤日が、そして日付の上には「ビールを醸造していたから」「妻が出血したから」など、その日に欠勤した理由が赤色で記されていました。
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