「適度なランニングが体にいいことは知っているけど、具体的に体のどこがどう変わるのかはあまり考えたことがない」という人は少なくないはず。
外で風を浴びながら走るのが好きな人にも、屋内のランニングマシンで汗を流すのが日課の人にも表れるランニングの健康効果について、イギリス・ラフバラー大学の運動生理学者であるリチャード・ブラグローブ氏が解説しています。
How running changes your body | Live Science
https://www.livescience.com/how-running-changes-your-body
・目次
◆1:筋肉の変化
◆2:骨の変化
◆3:代謝の変化
◆4:循環器系の変化
◆5:メンタルヘルスや学習能力への影響
◆1:筋肉の変化
ランニングは、ウエイトトレーニングのような筋肉の増強を主な目的とした運動ではないので、筋肉の見た目の変化は比較的緩やかですが、ミクロの視点では着実に変化します。それが、細胞内でのエネルギー代謝に深く関わっているミトコンドリアや、筋肉に酸素を供給する血管の増加です。
ブラグローブ氏によると、ランニングによりミトコンドリアの数とサイズが増加することで、ミトコンドリアがより効率的にエネルギーを生み出せるようになるとのこと。これにより、筋肉を動かす際により大きな力を発揮することができるようになります。
Source: GIGAZINE(ギガジン) 最新情報