科学的知見は、誰がいつ行っても同じ結果が得られることで客観性が担保される「再現性」が重要ですが、心理学分野は2010年代初頭から、「再現性の危機」と呼ばれる信頼性のゆらぎに直面しました。従来信じられていた多くの心理的効果は、実験者の実験設定に欠陥があったり解釈にバイアスが含まれていたりすることで再現性に欠け、実際には存在しないか効果が弱いと判明しています。再現性の危機により信頼性を失った心理学実験について、科学や哲学に関するトピックを扱うブログを運営するマルコ・ジャンコッティ氏が有名なものをまとめています。
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