「運動で大事なのは日々の積み重ね」といったフレーズを耳にタコができるほど言われても、「今日はいいや……」という気分の日もあります。
そんな日にモチベーションを高める10種の方法について、南オーストラリア大学でウェアラブルデバイスを使った健康改善法について取り組むキャロル・マーハー氏らが解説しています。
モチベーションを高める具体的な方法に入る前に、マーハー氏らは運動に関するモチベーションを考える上で最初に考慮すべきは「人類は運動するように進化していない」という点だと説明します。
マーハー氏らによると、人類の歴史は食べ物不足の歴史と言っても過言ではなく、我々人間は何千年もの間にわたって「食べ物を探すために移動し、
食事を終えたら次の食べ物が得られる方向がわかるまで休息してエネルギーを節約する」という行為を続けてきました。
人間にとって「運動自体を目的として活動する」というのは近代に入って初めて出現した選択肢なので、
「ジムに行くよりNetflixでも見ていたいな」と考えてしまったとしても、自分の体がごく自然な欲求に従っているだけなので、まずは安心するべきだとマーハー氏らは語ります。
とはいえ、車などの移動手段の発達やテクノロジーの普及によって、日常生活の中で運動する機会は減り続けた結果、
「運動を怠ると大腸がんのリスクが30~40%、乳がんのリスクが30%、2型糖尿病のリスクが20~60%、早死にするリスクが30~50%高くなる」という
研究結果も登場しているため、これから先の人類にとっては運動はやっぱり大切なわけです。
健康を保つために必要な運動量について、マーハー氏らは、
「早歩きやサイクリングなどの強度が中程度の有酸素運動ならば毎週合計150~300分、ジョギングなどの強度が高い有酸素運動ならば毎週合計75~150分。
これに加えてウェイトリフティングや腕立て伏せの筋トレもやるべき」と主張します。
しかし体力的にも時間的にもつらい生活を送っている現代人には、上述の運動量はちょっとキツめ。
そんな現代人のために、マーハー氏らは科学に基づく「運動のモチベーションを高める方法」を解説しています。
それが以下。「運動したくないときにモチベを高める方法」10選
Source: GIGAZINE(ギガジン) 最新情報