第一次世界大戦後のドイツではマルクの価値が激しく下落し、パン1個が1兆マルクで販売されるほどのインフレーションが発生しました。
このような急激なインフレーションは「ハイパーインフレーション」と呼ばれており、近年では「100兆ジンバブエ・ドル」という
超高額紙幣が発行されたジンバブエでのハイパーインフレーションが特に有名です。
そんなハイパーインフレーションを1980年代~2000年代に経験したアルゼンチンの銀行預金記録が話題となっています。
預金記録を公開したのは、アルゼンチン生まれの投資家であるDiego Basch氏です。
預金記録には1976年8月6日~10月29日にかけて合計1228ペソを預金したことが記録されています。
この1228ペソという金額の価値はハイパーインフレーションによって年を追うごとに低くなりました。
なお、1976年時点でのペソは正確には「Peso Ley(ペソ・レイ)」と呼ばれるものでした。
Source: GIGAZINE(ギガジン) 最新情報